こんにちは。ニート見習いのふーたろー(@crypto_210)です。
7月下旬から急降下したビットコインは、8月中旬頃から急上昇、そうかと思えば9月上旬から暴落。ジェットコースター状態となっています。
この状況に右往左往してトレードしてしまうとかなりの損失を出してしまうと思います。特に大口投資家は、初心者の心理を巧みに利用し損切りの連鎖を発生させることで利益を得られるよう行動していますので、注意が必要です。
また、短期の動きに合わせて利益を取ろうとしても、学校や仕事があれば上手く流れに乗ることは難しいでしょう。自分も夜勤が長時間であり、夜勤明けはまともな思考力が働かないため、実質30時間近くまともなトレードができない日があります。
そこで、安定的に利益を出せるスイングトレードのために
- 巷で言われるビットコインのトレンド転換指標
- 値動きに大きく影響すると思われる要素
- ふーたろーがよく使っている指標
などをまとめて紹介します!
紹介している指標は、あくまで効果のありそうな指標であり、確実にトレンド転換を示すものではありません。また、効果の検証は主に2018年3月~8月の実績で判定しているため、ボラティリティの高い相場(例えばETF承認などでお祭り騒ぎが発生した場合)では有効に機能しない可能性が高いのでご注意ください。
また、個人的には全ての指標を同程度の重み付けで見ることは推奨しません。いくつかの指標の中から自分にあった組み合わせを見極めることをオススメします。
目次
周期
月単位で見ると、2018年4月以降は高値と安値が、一か月ごとに上下に移動していることが確認できるかと思います。
ただし、日単位で言えば、短いときで20日、長いときで50日程度の周期となっているため、安易に一か月経過したらトレンド転換と判断するのは危険です(それでも1ヶ月を節目に判断していればだいたい利益が出ている状況が続いていますが)。ちなみに50日程度反転に時間がかかったときは、後述しますがハッキングなども多発していたため、その煽りも受けていた可能性があります。
2018/09/12の時点で判断するなら、直近で下落が始まったのが9/5であるため、9/25~10/24頃に次の底値をつけることになります。先物取引の影響も考慮すると、9/25頃までは下落が続く可能性は高いと考えられますので、下落が続いた場合6月底値を突破して大幅下落する可能性も考えられるとなるでしょう。
ロング・ショートポジション
8月以降は傾向が変わってきましたが、これも一つの指標となると考えています。

図で下側がビットコインの価格(Bitfinex基準)、上側がロングポジションからショートポジションを指し引いた数値(Bitfinex基準)となります。
まず大雑把に見ると、若干上昇と下落の動きが似ているものの、完全には連動していないことが分かります。例えば、5月~6月にかけては価格の下落のわりにロングが減っていません。当時、5月中旬頃までは短期的な調整と考えていた人も多く、これから10000ドルを超えていくと考えている人が少なからずいましたので、そういった個人投資家の心理や大口投資家の仕掛けによって、価格と必ずしも同じ方向に動かないことは確かのようです。
ロングポジションとショートポジションの差がほとんど無くなった場合については、その少し後に底値に到達する傾向が見られます。差がほぼ0になってから1週間程度は底値圏を横移動しているため、買い入れるチャンスと言えるかもしれません。
ただし、8月以降は大きくマイナスポジションが増えてしまい、ほとんどプラスに転換していませんので今後はこの指標が有効に活用できない可能性があります。ロングとショートの差が0に近付いた時が反転のサイン(下落のサイン)となる可能性も考えられる為、今後の変化に注意していきたいところです。
RSI
RSIは仮想通貨のニュースサイトでも度々登場する定番のトレンド転換の指標です。
図は4月移行の日足のチャートになります。高値と底値に縦線を入れ、RSIの値と比較すると図のようになります。
概ねRSIによる買われすぎと売られすぎに偏ったタイミングはトレンド転換とも重なるようです。また、若干RSIの方が先行していることが多いため、先行指標としても利用できるかもしれません。
ただし、値としては上は70、下は30近辺が転換の指標となるものの、5月はほぼ30の値になりながら、下落が継続していますし(ハッキングが多発していた時期なので、その影響かもしれません)、9月は70手前で暴落に入りましたので、他の指標と組み合わせて判断が必要です。
ビットコイン苦痛指数(Bitcoin Misery Index)
一時有名になっていたのがビットコインの苦痛指数です。
これはアメリカの調査会社ファンドストラットが提供している指数であり、ビットコインのトレードでボラティリティを活用するためのツールとして設計されています。
- 指数が0に近づくほど苦痛
- 指数が27以下ならば買い
- 指数が67以上ならば売り
是非とも検証してみたい指標ですが、残念ながら最新の値を確認する方法がわかりませんでした。ファンドストラットのユーザ登録をすれば確認できるかもしれません。
ダイバージェンス・アナリシス
こちらは以下の記事で紹介されていた指標です
ビットコインのトレンド転換を見極める2つのインジケーター:4/13以来のサインが点灯 ビットコイン、強気相場入りの可能性
引用:COIN POST
Divergence Analysis社(DVAN)の開発したこの指標は売買の圧力を確認するために利用することができ、実際に大まなか流れは当てている印象です。引用元の記事のグラフからは、値動きに対して遅れて動く指標であるように見受けられます。
ウイリアムズ%R指標
こちらも先に紹介した記事に記載されていた指標です。
「一定期間内の値幅の中で「買われ過ぎ」か「売られ過ぎ」かを測るために用いられるテクニカル指標」とのことですが、引用元の記事を見る限り、それほど精度は高くないのではないか? と感じます。他の指標も同様ですが、利用する場合は他の指標と組み合わせてみるといいでしょう。
GTI VERA Convergence Divergence Indicator
トレンドの終了点・変換点を見極めるために利用される指標です。
仮想通貨のテクニカル指標がビットコインの「過剰売り」を検知、下落トレンド転換を示唆
引用:COIN POST
過去にトレンド転換が見られてからビットコインが39%上げたという実績がありますが、2018/8/23に下落からの転換を示唆した際は、10%以上価格を上げたものの2018/9/5から下落に転じてしまいましたので
25EMA(日足)
これは自分がよく使う指標の一つで、簡単に利用できる所が魅力です。騙しも少なからず発生しますが、この25EMAを明確に超えるとトレンド転換となる可能性が高いです。
特にボラティリティの下がった3月以降は、下手なトレードをするくらいなら、25EMAだけ信用していればかなりの利益を出せていることが図からわかるかと思います。
注意すべき所は、この線を越えるタイミングは大きく価格が変動するタイミングになりやすいところ。つまり、トレンド転換の先読みには使いにくく、節目で大きく損失を出してしまう可能性があります。ですので先行指標として使えるものや、チャート分析で価格の節目を確認しながら利用することをオススメします。
ちなみに、必ずしも数値は25にする必要はありません。個人的には15~25辺りで数値を変えて利用することがあります。
4時間足の一目雲
図の通り、概ね雲の下は下落トレンド、雲の上は上昇とトレンドとして使える指標です。利点として、若干ですがこの指標は先読みに利用できます。
4時間足くらいだと、騙しもある程度抑えられ、スイングトレードには向いていますが、それでも25EMAに比べると多く騙しが発生しているため、自分は参考として利用する程度にとどめています。
ちなみに、25EMAと同様に急な値動きで弱いため、その点にも注意が必要です。
パラボリック
EMAや一目雲と同様に、概ねトレンドの動きに一致しますが、転換点の急な値動きに弱い傾向があります。個人的にはあまり参考に利用していませんが、三者を比較して分析してみても面白いかもしれません。
中長期のトレンドライン

当たり前ですが、これは価格の節目を確認する上で非常に重要です。
図はかなりいい加減に引いたものですが、9月5日に発生した暴落も、5月からの下降のラインにぶつかる近辺で発生していることが分かります。
この節目を確認することは非常に重要となります(反転や暴騰・暴落の可能性があるため)。サポート・レジスタンスライン、フィボナッチなどとも組み合わせることで、より精度を高めることもできます。この分析は、大きな値動きの流れを読み取り、損小利大のトレードを目指すためには必須のスキルと言えるでしょう。
また、この指標は多くのインジケータと違い、先読みに利用できるため、他の指標と組み合わせた利用にも向いています。初心者の方はとりあえず線を引いてみて、実際の値動きと比較して勉強していくといいでしょう。自分もまだまだ勉強中です。
注意点としては、価格の表示をログスケールにした場合と通常の場合で、線の位置がずれるところです。チャート全体の期間で大きく価格が変動している場合はログスケールで見た方が良い場合もありますので、状況に応じて使い分けてみるといいでしょう。
ヒンデンブルグ・オーメン
あまり有名ではありませんが、暴落を予知する指標です。説明をwikipediaから引用します。
ヒンデンブルグ・オーメン(英語: Hindenburg Omen)は、株価予測のためのテクニカル分析指標の一つ。発生すると1か月間は有効とされ、80%弱の確率で5%以上の下落が起きるといわれる。盲目の数学者ジム・ミーカ(Jim Miekka)が考案した。
実際に目立った下落が起きた確率については、諸説あり、例えば、2014年から2016年の間に、オーメンが点灯した8回のうち、4回に顕著な下落が認められたという。(①2014年5月 ②2014年9月 ③2014年12月 ④2015年1月 ⑤2015年3月 ⑥2015年6月 ⑦2015年12月 ⑧2016年12月)
ニューヨーク証券取引所における52週高値更新銘柄と安値更新銘柄の関係、マクラレン・オシレーター(en:McClellan oscillator)の値がマイナスであること、などいくつかの条件が同じ日に重なったとき、「ヒンデンブルグ・オーメンのサインが出た」とされる。
引用:Wikipedia
株価予測のテクニカル分析指標であるため、有効期限や下落幅には疑問がありますが、実際にビットコインの日足チャートで見てみると。
なんと久しぶりに9月4日に登場し、翌日大暴落しています!
もちろん外すこともあるようで、去年の10月、11月のように下落することなく暴騰しているところもありますが2月の暴落前にも登場しているため、他の指標でも下落が予想できた場合は暴落を警戒した方がいいでしょう。
IOTA・EOSとの相関関係
IOTAが上昇する際の先行指標、EOSが下降する際の先行指標と世間でよく言われています。
図は11月4日を基準として、何パーセントの値上がり・値下がりをしているかを示しています。青がビットコイン。オレンジがIOTA。赤がEOSです。
図から、上昇と下落のタイミングはある程度ずれていることがわかりますが、日足レベルでの利用は難しいのではないかという印象です。実際、自分はIOTA、EOSの値動きはあまり参考にしていません。
ただし、大口投資家が資金の移動の際に経由しているのであれば、出来高などに注意することで、何らかの指標とすることはできるかもしれません。
ちなみに先行指標としては他にもLitecoin、Moneroなどが上げられるようですが、自分はあまり気にしていません。
ファンダメンタルズなどの要素
インジケータを中心に、中長期で値動きを読むためのチャート分析についてまとめましたが、ここからはファンダメンタルズの要素を中心にまとめたいと思います。
先物取引のポジション
これはかなり重要だと考えています。チャートで分析できず(やり方を自分が知りません…)、一定期間ごとに公表される数値しか参考にできないため、一応ファンダメンタルズ側の要素に含んでいます。
単純に考えれば、ロングが優勢ならば期日までに価格上がる傾向があり、ショートが優勢ならば期日までに価格が下る傾向があります。ただし、期日前にポジションが解消される可能性や、期日後も傾向が継続する可能性は十分にありますので、その点は注意が必要です。
ちなみに、ポジションの確認方法については、以下の記事で解説しています。

大規模メンテナンス
大規模メンテナンスは、その取引所を使っている人が動けなくなるため、損切りさせることを狙って大きな仕掛けが行われる可能性があります。2018年8月にはBitMEXの長時間メンテナンスを狙った価格の高騰が発生しました。
ストップ注文を使えば安心だと思っている人も多いかもしれませんが、BitMEXのメンテナンスの場合、損切りの連鎖で一時リップルは150円近辺(約4倍)まで高騰していました。万が一、ストップ注文が大幅にずれて150円で買いになってしまった場合を考えると恐怖しかありません。
また、9/5のOKexのメンテナンスの際には、発表の段階で暴落が発生しています。暴落とメンテナンスに関係があったかは不明ですが、メンテナンス開始前も十分な警戒が必要でしょう。
他の要素と組み合わせるならば、メンテナンスが行われる前に
- 異常な量のステルス注文
- 巨大な買い板・売り板、
- ショート・ロングポジションの急増や急落
が見られた場合は、大きな仕掛けが来ると考えて警戒が必要です。
ステルス注文(アイスバーグ注文、隠しオーダー)
これも情報戦を制す上では重要です。特に大口投資家の動向を読むことはトレンドを読むことに繋がり、トレンドに乗ることが安定した利益を出すことに繋がりますので、ステルス注文を読み取るのは重要なスキルと言えるでしょう。ビットコインの場合、基本的にはBitfinexでステルス注文が発生します。
確認方法はけっこう簡単です。1分足チャートを見てみましょう。出来高が大きいのに、とある価格を超えられないローソク足が確認できる日があると思います。このローソク足が出現したタイミングで、ステルス注文が存在したと判断することができます。
もちろん、これだけでは確実にステルス注文があったとまでは言えませんが、比較的価格の近い他の取引所の値動きと比較し、ステルス注文があったと考えられる時間帯で、価格の動きに乖離が発生しているのであれば、より高確率でステルス注文があったと言えるでしょう。
また、リアルタイムで確認できる場合、歩み値と板を見比べることで「板が薄く注文もたくさん通っているのに何故か突破できない壁」があれば、まず間違いなくステルス注文と言っていいでしょう。
ハッキング
予測不能ではありますが、これも重要な要素です。ハッキング自体の発生を予想することはできませんが、大きな取引所で発生した場合は、中期程度で上昇トレンドへの転換することを阻む可能性があるため、ある程度先読みに利用できる要素ではあります。
対応が良ければむしろ価格が高騰するのでは? という意見もありますが、個人的にはハッキングが発生してしまっている時点で十分マイナス(取引をしている人は逃げる反応の方が大きいし、取引をしていない人からすれば単純に印象が悪くなる)と考えています。もちろん神対応は嬉しいですが。
ちなみに、2018年の主要なハッキングを、チャートに縦線で書き入れるとこんな感じです。
- 1月16日 コインチェックでハッキング発生(当時の価格で約580億円のNEMが流出)
- 2月08日 BitGrailでハッキング発生(当時の価格で約200億円のNanoが流出)
- 3月07日頃 Binanceでハッキング発生(APIを利用したbotを操作され、勝手に売られる被害)
- 5月13~15日頃 モナコインが攻撃を受ける(当時の価格で約1000万円の被害)
- 5月16~18日頃 ビットコインゴールドが攻撃を受ける(当時の価格で約2億円の被害)
- 5月22日 バージが攻撃を受ける(当時の価格で約2億円の被害)
- 6月20日 Bithumbでハッキング発生(当時の価格で約19億円の複数コインが流出)
- 9月01日 Monappyでハッキング発生(当時の価格で約1450万円の被害)
図からハッキング後に上昇に向かうことが少ないことがわかるかと思います。正直、自分の想像以上でした。
被害額の大きいBitGrailのハッキング後に上昇トレンドへ向かっていたのは意外でしたが、このタイミングは丁度セリクラの直後であったので、上昇へ向かう力がその分強かったのかと思います。
また、被害額はあまり大きくありませんが、ハッキングが多発した5月から6月にかけてはやや長めに下落トレンドが継続していましたので、この点も注意が必要でしょう。
ETF・先物取引の承認
現在非常に注目されている要素がETFです。自分も注目しています。
ETF可決がむしろ価格の低下につながるという考えもありますが、短期的には大きな上昇トレンドが発生すると自分は考えています。場合によってはバブル相場への入り口にもなり得ると思いますので、そういう意味でも非常に重要です(もちろん、途中で逃げることも含めて重要です)。
また、ETF否決や延期のニュースが流れると、下落に繋がる可能性もあります。この点については、8月の否決のニュースの影響が小さかったことから、現状では諦めムードが漂っているため、影響は以前より少ないと考えていますが警戒は必要でしょう。ETF可決に向けた動きとして、周辺環境(SECのメンバーの変化、資金管理サービスの充実、価格の安定、市場の成熟、自主規制団体など)についても注意を払いたいと思います。
同様の要素として、新しい先物取引についても注意が必要です。特にCBOEの計画しているイーサリアムの先物取引や、11月から開始予定のBakktの先物取引の同行は要チェックです。
納税とその期限
年末年始には間違いなく注目される要素です。特にバブル相場が前年で発生している場合、納税時期や年末年始に、法定通貨への変換が発生する可能性は高いです。
2018年は下落相場が続いてはいますが、HOLD派がビットコイン・アルトコインFXへと移動してきているため、バブルが発生しなくても影響がないとは言い切れませんし、まだ年末に暴騰する可能性も残っています。
ちなみに、支払い時期は日本では3月、アメリカであれば4月に集中しやすいと思いますが、延納を利用した場合には時期がずれますし、住民税の支払い時期もずれますので、全体で見ると3月~6月頃の間は影響を受け続ける可能性があります。
重要人物の発言
予測不能ですし、影響も不透明ですが重要な要素ではあります。2017年末はマカフィーのTwitterの影響力が大きく、マカフィー砲などとも呼ばれていました。
また、ビル・ゲイツやウォーレン・バフェットなどの経済的な影響力の大きな人物、チャーリー・リーやヴィタリック・ブテリンなどの開発者側の重要人物の発言も相場に影響を与えることがあります。
国や国際的な規制
中国による仮想通貨取引の規制は「チャイナ・ショック」と呼ばれて大きく影響を与えました。また、G20などの国際的な会議では、仮想通貨に対する各国の姿勢が現れるため、会議の直前は注意が必要です。
個人的には数年以上の長期では規制は市場を成熟させ仮想通貨市場を成長させるために必要だと考えていますが、短期のトレードではマイナスの要因となることも多いため注意が必要です。市場がどの程度織り込み済みであるかも考えて対応していきましょう。
ボーナスの支払日
2018年はあまり注目されていませんが、2017年は影響に注目されていました。ザックリまとめると、以下のとおりです。
日本
6月末~7月初旬頃に夏のボーナス、12月初旬頃に冬のボーナスが支給されます。支給されない企業もありますが、多くの企業で支給されています。
アメリカ
一般従業員には支給されないのが普通です。管理職については、業績に応じて支給されることが多いようです。また、ウォール街のボーナス時期は1月中旬頃であり、リスクの高い金融資産へ投資が行われることが多いそうです(1月時点で暴騰していたら、金融リテラシーの高さ的に参入しないと思いますが)。
中国
企業によって様々ですが、年度末や春節前に1ヶ月程度を支払う企業が多いそうです。物で代替して支払いを行う企業もあるとか。
イギリス
基本的には支給されません。
フランス・イタリア
どちらも1ヶ月程度を年度末に支給することが多いそうです。特にイタリアはボーナスの支払いが義務付けられているそうです。
韓国
企業により様々ですが、分割されて支払われることが多いようです。また、纏まった額を旧正月に支給する企業もあります。
で、結局指標は活かせているのか?
ここまで色々な指標を出しましたが、実際に活かせているか? が重要です。9月の暴落で見てみます。
汚いチャートで申し訳ないですが、上の図は自分が実際に利用しているチャートです。
ここで暴落直前で注目するべきポイントを、先にまとめた要素からピックアップしてみます。
- 前回のトレンド転換から9/3時点で20日経過しているため。トレンド転換の可能性が出ている
- 5月の最高値から7月の最高値をつないだ下降のライン(図の左上から右下へ傾いて走っている青い点線)に近づいているため、価格の節目が近い
- 9/4 18:00から、ヒンデンブルグ・オーメンのマークが出現
- 先物取引のポジションがCMEもCBOEもショートポジションの方が大きい
- 9/2にショートポジションが短時間で急増しているため、大口投資家の仕掛けの可能性が高い
- ショートポジション増加に近い時間帯で、ステルスでの大量の買いが発生している
ポイントから、ここでするべき対処は。
- トレンド転換の確率が高いと見てショート。
- ただし、下降トレンドのラインを上回った場合、現在の上昇トレンドが強いと見て損切り。
ステルスでの大量の買い注文はありましたが、同時期にショートポジションが急増していたことや、先物取引の期日までにファンドが価格を下げにくることを考慮すると、中長期の下降トレンドギリギリまで上昇したところで、現物の投げ売りが発生する可能性が高いと判断できます。
つまり、この理論で暴落に乗れたふーたろーは爆益を上げている…
ということはありません!
実はインフラエンジニアである自分は、9/4から台風被害により激務でほぼ休憩が取れず、働くか寝るかという生活をしていました。結果、この重要局面で「今日はチャート見ないで寝よう…」と判断。警戒心からショートポジションは持っていましたが、全力(レバレッジ3倍くらい)でショートすることはありませんでした。
チャートは日々の確認・分析が重要です。どんなに知識があっても、活かせなければ意味がありません。トレーダーとして活動しようという人は、兼業であっても毎日1回はチャートを確認しましょう。
終わりに
様々な指標を解説しましたが、自分は常にこれらの指標を全て利用しているわけではありません。むしろ、ここで紹介していないトレンドライン、ダウ理論、エリオット波動、三尊・逆三尊、フィボナッチ、Stoch RSI、MACD、ボリンジャーバンドなどを利用してチャート分析を行っていることが多いです(特に短期は)。
初心者でまだチャート分析に慣れていない人は、色々なものを使ってみて、自分の分析にあっているものを見つけ出してみるといいでしょう(手を出しすぎると収集がつかなくなりますので程ほどに)。
ちなみに、ふーたろーの中期的な分析方法は至ってシンプルでこんな感じ
- 中期のトレンドには逆らわず、反転する節目を見極める
- トレンドの反転のタイミングは、先物取引のポジション、ステルス注文、チャートの動き方から、大口投資家の形跡も確認して総合的に判断する
- 大口投資家の仕掛けが来そうな価格の節目は、チャート分析を活用して判断する
- イベントがある場合(取引所のメンテナンス、先物の期日、ETFの判断期限)少し前から警戒し、大口投資家がどう動くか? を予想する
短期的な節目の確認には様々な指標を使いますが、中長期目線で動くのであれば大口投資家がどう動くか? を徹底的に考えることを優先しています。というのも、ビットコインの値動きは、大口投資家によって大きく左右されてしまうからです。
当たり前ですが、弱小の個人投資家が大口投資家に価格への影響力で勝つことはできません。ですので短期~中期で利益を上げる方法は、大口投資家の意図を読み取り、その動きを先読みすることしかないと言えるでしょう(それができないと損切させられて搾取されます)。
この記事が手堅く利益を上げられるスイングトレードの助けになれれば幸いです。
